この度、プロを目指す山形の劇団「どだなだ’s」の公演に、客演として出演することになりました。
今回の舞台は、「どだなだ’s」旗揚げから2回目にして、初めてのオリジナル作品となります。
今回の脚本は、我が「楽天夢座」にも所属している、「どだなだ’s」副団長、佐藤俊介の書下ろしです。
私個人としても、初めての客演でございます。
笑いどころあり。泣き所あり。是非会場にお越しください。
劇団どだなだ’s 第2回公演
「くもりときどき」
2010年2月14日(日)
会場:山形市 遊学館ホール
開演:13:30~ 17:30~
(開場は開演の30分前です)
料金:
前売 500円
当日 800円
お車でのご来場の際は、文翔館(旧県庁)東の県営駐車場をご利用ください。
(駐車料金サービスあります)
以下に、今回の個人的なスタンスとでもいうか、今回への思いを書かせていただきます。
まぁ、あまりこういう事は言わない方がいいとは思うのですが・・・
正直言って、他の劇団から(万が一)客演のオファーがあったとしても、恐らくお断りすると思います。
今回の件も、お断りすることも考えていました。
(今回に限っては、仮オファーの段階で体調があまり良くなかったこともあるのですが・・・)
というのも、自分的には「楽天夢座」の雰囲気が大好きなんです。
まぁ、各劇団によって雰囲気というか、空気というか、そういうのって違うんですよね。
山形にはアマチュアの劇団しかありませんが、ある所では演劇経験者しか入れてもらえなかったり。
趣味の一環でやってる人もいれば、プロを目指す若いのが混じってるところもあります。
私は、高校演劇の経験なんてありませんでしたし、オペレーションも劇団に入ってから覚えました。今もまだまだ勉強の身です。
そんな自分が入団6年目の今も楽天夢座にいるのは、「ユルさ」なんです。
正直なところ、うちのユルさは他から見たらかなりユルイと思います。
でも、そのくらいが自分にはあってるんです。
私は、舞台に立ちたくて入ったわけではありません。
いつか舞台に立つことはあるかもしれないけど、裏側をある程度知ってからの方がいいだろうと考えていました。
それ以前に、「一つの物を作り上げるプロセスに何かしら関わりたい」という方が大きかったです。
はっきり言って、私の仕事はかなり遅いです。いつもギリギリです。
それでも使ってもらえる、信頼してくれる楽天夢座の雰囲気はとても大好きです。
ユルさが大好きな私なんで、他の劇団では使いものにならないだろうと、個人的には思ってるんです。
でも、そんなことを思ってる自分が、なぜ今回オファーを受けたのか。
一番大きいのは、今回脚本を書いた俊介の存在ですかね。
俊介からだからこそ受けたようなもんです。
まぁ、未だに「俺よりもっといい奴がいるだろう」なんて思うこともあるんですが。
でもまぁ、今回は違う劇団とはいえ、同じ劇団の人間ですから、困ってるんだから(出来る範囲で)助けてやらないと、って思いが大きいですね。
それと、「山形でプロを目指す」っていう、大きな夢を持った劇団ですから。
「山形から」ではなく、「山形で」っていうのがいいじゃないですか。
だからねぇ、ちょっとお手伝いしたくなるじゃないですか。
みんな俺より若いんだし。(笑)
私的には、最初で最後の客演だと思ってます。
目立つのはキライじゃないけど、あまり表で目立つタイプでもないんで。見えないところで騒ぐタイプなんで。1回でもやれば十分です。
これを書いてる段階で、公演まで1ヶ月切りました。
まもなく通しなんですが、通し前の段階で私の出番はほぼ終了したので、とりあえずほっとしてる段階です。
ひと通りやって、(今ごろですが)ようやく肩の力が抜けてきたので、これから自分のポジションをリビルドして、
自分を使って良かったと思ってもらえるような、自分にしかできない役に持っていけるように、精進したいと思います。
動けない役者、「puchan」こと、鈴木敏功